昨年の秋に、B−HOUSEのHPを開設して以来一年が経ちました。
一年前にはクッキー、キャンディー、ショコラ、ミルキーの4匹でしたが
今年の春にメープルとココアが加わり、ナント!!6匹になってしまいました。
フツーに家庭のペットとして飼うのには、チョット多いかな???
理解のある家族に心から感謝しつつの毎日ですが、まさか、6匹だなんて、
私自身がビックリ!!!信じられないような現実ですよ。
初めてクッキーを迎えた日に、家族の誰が想像したでしょうか?
こんなに沢山の犬に囲まれた生活を・・・。
 「え、えぇ〜!?!、ろッぴィきィ〜???」 と
周囲のリアクションは想像を上回るものですが、みなさんが思うほど
大変ではないですよ。
室内犬初体験のクッキーを飼い始めたときに比べれば、全然、楽々。。。
別にクッキーが扱いにくい犬だったわけではないのですが、何しろこちらが
何にも知らなさすぎで、トイレのしつけに悩み、エサをあまり食べないと悩み、
嬉ション癖で悩み、マーキングで悩み・・・、今から思うと、トラブルの
一つ一つが、それが永遠に続くような気がしていましたね、あの頃は。
”初めて” というのは、何事も大変です。


     ☆・・・メープルとココア・・・☆
今年の春に生まれたクッキーとミルキーの子供メープルを我が家に
残すかどうかでは、カナリ悩みました。
ミルキーの初めての子供なので一匹ぐらいは残してやりたいし、
でもクッキーが父親なので近親交配のリスクが高いし・・・。
どうしようかと迷っているうちに3ヶ月近くなり、すっかり情が移って
手離せなくなってしまいましたが、久しぶりに外から迎えたココアとのいい
”姉妹ぶり”を見ていると、「残してやってよかった!!」と思いますね。
やっぱり子供は子供同士のようで、見ていて飽きないですよ、2匹のやり取り。
メープルは、我が家の女の子にしては珍しく(?)オットリのノンビリ屋さん。
そしてココアは、気の強いモーレツ娘。
なかなかいいコンビで、ココアはしょっちゅうメープルに”ワンワン、ガルルゥ”って、
文句ばっかり言ってます。やれやれ、、、どっちが先輩なんでしょうね・・・?
それでも2匹はいつも一緒、何をするにも一緒。微笑ましいです。
”仲良き事は美しきかな”なんて、文学的な言葉を思い出してしまうほど。


     ☆・・・多頭飼いについて・・・☆
他の犬種に比べると、ミニダックスの複数飼いをしている人はダントツに多い
ような気がします。
ミニチュアダックスはカラーバリエーションが豊富で、カラーが違うと表情も違ってきて、
「あの色も可愛いね。」 「この色も欲しいね」 と、増えてしまうのでしょうか?
我が家のように・・・。
「もう一匹飼いたいけど、大変でしょう?」とおっしゃる方が多いのですが、
確かに犬にかかる費用は頭数分だけ増えますが、犬にかかる手間隙は
2倍や3倍にはならないように思います。
本来群れで行動する種なので、始めの子をきちんと躾けておけば、後から増えたコは
まぁだいたい先輩犬がする事を真似るようになりますし、先住犬の方は、
普段自分が怒られてるような事をチビ犬がすると、ワンワン吠えて教えてくれたりします。
多頭飼いも、外から子犬を迎えるのと家で生まれた子を残して飼うのとではかなり違って、
家で生まれたコの場合は母犬が本当に良く面倒を見てくれるので、
いつのまにか大人になった気がするほどです。


     ☆・・・犬のお産について、思う事・・・☆
女の子を飼っていると、だいたいの方が一度は考えるようですよね、子犬を産ませたいと。
犬は簡単に交尾ができて、お産は勝手にしてくれる。と思っている人が未だに多いのには
驚いてしまうのですが・・・。
”犬印妊婦帯”とか、”安産のお守り”とか、ふる〜いイメージのまま、”犬のお産”を楽なもの
だと思っていませんか?
”子犬を産ませたい!”と考えるなら、もう少し、犬について勉強して貰いたいな〜、
って思いますよ、私は。
犬とはいえ、お産は命がけです。
特に小型犬のお産は難産になることが多く、帝王切開も珍しい事ではありません。
そしてうまく無事に産んでくれても、仮死状態で出て来る場合もあって、
人の手助けナシでは小さな命を救ってあげられないのが小型犬のお産です。
我が家でも、今まで5回のお産で、何事もなく産んでくれて、子犬がすべて無事だったのは
一度だけでした。
難産のため帝王切開になったり、頭が出なくて、取り出せた時には手遅れだったり・・・。
小さな命を助けられなかった時の悲しみは、言葉で語れるようなものではありません。
”さっきまで生きていたのに”とか、”ママのお腹の中で動いていたのに”とか・・・、
助けてあげられなかった自分への怒りと自責で、どん底の気持ちになってしまいます。
そのうえ母犬が、死んでしまった子犬を「返してくれ」とばかりに私にすがってきて、
悲しそうに鳴かれたりすると、本当にやりきれない・・・、罪悪感でいっぱいになるほどです。
でも可愛い子犬達の成長をみているといつしか悲しみも薄れ、
新しい飼い主さんに手渡してしまうと、なんだか力がぬけて心にポッカリ穴が空いたように
なってしまうんですよ。
そして、「次ぎの子犬はどんなかな〜」なんて考えはじめたりしてね。
小型犬のお産は大変です。でも小さな命を育てる喜びには、格別のものがあります。
そして一緒にお産を乗り越えると母犬との絆もより深くなり、絶対的な信頼を寄せてくれる
という素晴らしい付加価値もあり、すっかり、子犬の繁殖の魅力にハマッテしまった
私です。

                                         つづく、
                                            2003,8月


  

「ひとりごと・2」

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-2 2003年