♪ 新しい Familyに
  B−HOUSEは私の犬舎名です。
我が家で産まれた子犬には、名前の後に人間の名字の様にこのB−HOUSEが必ずつきます。
このB−HOUSEの由来ですが、実は私の家族は全員 B型なので、
という単純なネーミングなのですが私は結構、気に入っています。

♪ ダックスが与えてくれたもの
私たち家族とミニチュアダックスとの出会いは生まれて2ヶ月ほどの「クッキー」から始まりました。
今から6年前になります。その2年後に「キャンディー」が加わり、「ショコラ」が産まれ、「ショコラ」
から「ミルキー」が産まれ、そして、今現在4匹+ショコラジュニアの状態です。
室内犬を飼うのは大変です。手間ひまもかかりますし、お金も結構かかります。
愛情もたくさん注いであげないと、いい子には育ちません。
でも、その大変さが苦にならないほどのものを犬たちは人に与えてくれます。
忠実さ、邪心の無い愛情、愛らしさ・・・・・etc
笑いや話題を与えてくれる事で家族の輪ををつくり、家族のきずなを深めてくれているのも、
この4匹なんだな・・・・と思うと愛しさで胸がいっぱいになってしまいます。
6年前に、私達がクッキーと出会わなければキャンディーを飼う事もなかっただろうし、そうしたら
ショコラもミルキーも存在すらないわけで、B-HOUSEの飼い主の皆様にお会いする事も無かったはず。
そう考えるとウチの子達ってすごい!!!
ほんとうに沢山の愛と幸せと出会いを私に与えてくれています。
ワンコはこんなに沢山のものを与えてくれているけど、私は与えてあげられているかな・・・?
我が家にクッキー(キャンディーも)を連れてこなければ、この子達には全然違う生活が用意されて
いたのですよね。
私達家族がこの子を選んだ事が、この子にとっての一番の幸せ。そんな生涯を送らせてあげなくてはね。
15年前後のこの子達の生涯を丸ごと連れてきたということですから。
命があるものを 「飼う」 ということは、そういうことですよね。。。


♪ 実は最近、猛勉強中です ♪
近頃注目されている職業に、ペットシッターとかペットケアアドバイザーというのがあるのをご存知ですか?
 正式には、「愛玩動物飼養管理士」というのですが、この認定資格試験を来年2月に受けてみようと
思っています。
皆さんがご存知のように、私はプロのブリーダーではありません。 我が家の家族になったクッキーと
キャンディー、可愛いいこの2匹の子供が欲しい!! そんな思いで始めた繁殖でしたが、
「次に生まれたら欲しい」 という方が、たまたまいつも現れて、いつのまにか16匹のチビ犬達を
誕生させてしまいました。 いつか・・・・・我が家の子犬を欲しいという人が現れなくなった時には、
B-HOUSEの新しい命の誕生を終わらせてしまうかもしれません。
が、それまでの間、私が取りあげた小さな命への責任、 と言うと大げさですが、
B−HOUSEのチビ犬のオーナーになって下さった方々に少しでもより良いアドバイスが
出来るようになりたくて、最近、一念発起、一生懸命勉強をしています。
先日、講習会というのがあって、いろいろな先生方による7時間にも渡る公演を聞いてきました。
世界の動物愛護の歴史、動物に関する数々の法律、獣医師による医学的な事、理学研究者の話・・・etc
と、盛りだくさんでしたが、なかなかおもしろい講義内容でした。
 とは言うものの、勉強はやっぱり大変!! 
法律とかになると、もうお手上げです、ホント!!
でもなんとか頑張って資格をゲットしたいと思っています。(後日、試験に合格できました)


♪ 犬達との思い出 ♪ 
少しだけ、昔の話をさせてくださいね。
 私が初めて親に買ってもらったのは、薄い茶と白の♂のコリーでした。
もちろん私は家の中で一緒に生活する事を夢見ていたのですが、
”大型犬を室内で飼うなんてとんでもない!!” と反対されて、
私のささやかな夢は終わってしまいました。
それでも”犬”を飼ったことが嬉しくて、学校から帰るとすぐに散歩に出たりしてましたね、あの頃は。
名前は ”ロビン” 男の子だったので”ロビンフット”からとった名前だったのに、この子はとびきりの弱虫で
犬と車が大嫌い。道でこれに行き会うと、ガタガタ震えて歩けなくなったりと、散歩も本当に大変でした。
2番目がシェパードの♀の”エルザ”。 これは、ライオンの ”野生のエルザ”からもらいました。
とびきりのいい血統で、ドッグショーにもたくさん出て良い成績もたくさん残しました。
美しく、気位が高く、そして我儘な子で、エサも気に入らないと(例えばドックフードだけとか)
匂いだけ嗅いで、容器ごといきなりひっくり返す!なんていうことが年中でした。
 ショーに出す前には、体格を整えるためと毛艶を良くするために、いい肉だけを少量与える、
なんていう食事制限なんかもしていたので、スッカリ舌が肥えてしまったみたいです。
でもこれは、人間のせいですね。
そして、最後になった大型犬が、やはりシェパードの♀。
エルザによって、”特別な犬”にすっかり懲りていたので、このコはごく普通の血統のふつーのコ。
名前も庶民的に ”ハナ”。ヒョウキンで愛嬌のいい、名前どうりの庶民派で、一番丈夫で長生きし、
確か、老衰で亡くなったのだと思います。
ロビンとエルザはフィラリアにかかって亡くなりましたが、
その頃は今の様に予防薬もいい治療薬もまだなっかたために、助けてあげる事ができませんでした。
ロビンは、元気がなくなって動物病院にしばらく入院させていましたが、
獣医さんの薦めで ”安楽死 させることに決めた” と、ある日私は親から告げられました。
 私はその頃まだ子供で、獣医さんの決断に言葉を挿む知恵をもっていませんでしたが、
心の中に生まれた疑問、 ”なぜ?”・・・ この思いは今でもあのコの事を思い出すたびに、
思い出と一緒にやってきます。だって・・・・そんなに悪化している様にみえなっかった・・・
自分の足で歩いて病院にいけたのに・・・・いつ、
そんなに悪くなってしまったの・・・?????・・・・・・・  
エルザが同じフィラリアにかかっていてもう助からないと知った時、
今度は自宅で看取ってやることを迷わずに選びました。 
それがあのコにとって良かったのかどうかは今でもわかりませんが、
病院の犬舎の中で最後の時を迎えさせる事だけは、したくなっかった・・・ 
”その時” は、今でもはっきりと覚えていますが私が19歳の2月、
日付けがバレンタインディーの14日に変わった頃に訪れました。
前の日から起き上がる力もなかったはずなのに、息を引き取る直前に突然立ち上がり、
私の顔をジッと見て ”WAN!” とひと声、鳴いたのです。
奇跡が起きて、病気が治ったのじゃないかと思うほどにシッカリした声でしたが、
それが、あのコからのお別れの挨拶でした。  


♪ ペットロスについて ♪
近頃よく話題になる ”ペットロス症候群”。
 B-HOUSEのファミリーには、まだまだずーと先、遠い遠い話ですが、いつか ”その日” がやってくる、
その”覚悟”というか、”意識”だけはもっていて欲しいと思っています。
犬達が、神様から与えられた時間は私達人間よりずっと短いのですから・・・
その限られた時間の中で、犬達は無心に飼い主を見つめ続け、
撫でられたりほめられたりする事を喜びに一生懸命生きてその生涯を閉じるのですから、
飼い主がその死を嘆き悲しんで、それ以上生きられなかったそのコを、そのコの死を、
責めるようなことにならないで欲しい・・・・・それが私からのお願いです。
犬達には後悔がないと、私は思います。いつも全力で100%の愛情を示しながら生きるのですから、
きっと自分の生涯に悔いはないと思います。
そして飼い主の方はといえば、してあげられなかった事ばかりが悔やまれてしまうのですが、
いつまでも嘆き悲しむ事よりは、「ご苦労様! 長い間ありがとう。」
 と言って見送ってあげて欲しい・・・・・そして悲しみが薄れたら、またヨチヨチ歩きのチビ犬をみつけて、
亡くなった犬にしてあげられなかったと後悔した事を、今度の新しい犬にはしてあげて・・・・と、
私はそれでいいのだと思います。
せっかく動物を可愛がれる深い愛情をもっているのだから
 「もう生き物はイヤだ」 とか 「死んだコに悪い」 とか思わないで、
亡くなってしまったコに注いだ愛情を、他のチビ犬達に注いでやってください。
そうして、 ”可愛がられている幸せな犬” を再び育ててやってください。
私も外犬を病気で亡くしてその結果、今のダックス達を室内で飼うようになりました。
 寒い雪の日や冷たい雨の日に、ストーブの前で長々と伸びて寝ている姿に向かって 
「お前たちは幸せなんだぞ」 とか、
「外の犬は寒さに耐えているんだからね」 とか、チョット恩にきせながらね・・・・。 つづく  
       
                                                 2002/9   





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-1 2002年